本日の(7月27日(日)放送予定だったのが高校野球で今日に延びたもの)NHK杯戦囲碁は、黒番が西健伸6段、白番が小池芳弘7段の対戦です。西6段は右辺に大きな地模様を築き、白は右下隅に一回様子見してから右辺に打ち込んでいきました。右辺の白は中央に逃げ出すことが出来ましたが、その代償で下辺の白が置いてけぼりになり、ここでは黒が打ちやすかったかと思います。しかし白が右辺上方の黒を切り離して逆襲してから形勢は二転三転し、中央の戦いの余波で下辺の白が復活し、この白の一団の生死が勝敗のポイントになりました。しかし黒は取り切れないと思ったのか途中で追及を止め左上隅を打ちました。しかし結局白の一団が生きた後、黒の左上隅での打ち方が中途半端であり、却って自分の方の活き死にの問題になり、開き直って劫にしましたが、この辺りが今一つで、形勢は白に大きく傾き、結局黒の投了となりました。