住宅用スイッチもプッシュイン端子

ちょっと訳有りで、Amazonでパナ(エレクトリック・ワーク社)の電灯用3連スイッチを取り寄せてみました。そうしたらネジ止めとか半田付けではなく、プッシュイン端子でした。これは差し込むだけでOKで外す時は別にドライバーを差す穴がありそこにマイナスドライバーの先端を入れて押してから電線を引っ張れば外れるということになっています。実はネジ止めというのは段々緩むので定期的に締め直す必要があります。半田付けは工程的に面倒なのと(半田付けの電源が必要)、また振動が多い所では半田にクラックが入ってしまいます。それで最近このプッシュイン端子が使われるようになっていますが、実は日本の制御盤・配電盤のメーカーというのは大半が50人以下の中小企業で従業員の平均年齢も50歳以上というのばかりで、未だにネジ止めへのこだわりが強くこのプッシュイン端子があまり普及していません。それに対して家庭配線用がプッシュイン端子になっていたのにはちょっと驚きました。なお欧州ではもうほとんどがプッシュイン端子で制御盤の組立もCADデータをそのままロボットに入力してロボットが全てやったりしています。日本はこの点は非常に遅れています。

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