アウター・リミッツの”Cry of Silence”を観ました。ある中年のカップルが田舎道をドライブしていて、道に迷って未舗装の道路に入って、岩にぶつかり止まります。二人はそこでまるで意思を持っているかのような回転草(タンブルウィード)の群を見ます。奥さんの方が崖から落ちて足を挫き、御主人が介抱しているのを回転草の群れが取り囲みます。二人は火を使ってそこから脱出しようとしますが、燃やすものが無くなりかけた所に、ラモントと言う農夫がやって来て二人を助けて、自分の家に連れて行きます。その説明によると一週間前に隕石が近くに起きてから、この奇妙な回転草が現れ、彼の奥さんは逃げてしまったと言います。回転草は夜になると農家を取り囲みますが、次の朝になると消えていました。しかし次の日今度は大量の蛙の群れが現れ、逃げようとした二人を襲います。それでも蛙が水に弱いことが分り、何とか崖下まで来ましたが、今度は岩が落ちて来て、ラモントは死にます。しかし彼は操られて死んだ状態で農家に戻って来ました。それを見て、旦那の方はこれは何かの肉体の無い意思だけの生命体が操っているのだと悟り、死んでいるラモントにペンを持たせて文字を書かせましたが、それは何かの記号で理解不能でした。そこで旦那は自己催眠術で眠り、自分をその生命体の媒体としてしゃべらさせ、その記録を奥さんに取らせます。それによればその肉体の無い生命体は単なる好奇心で地球にやって来たものの、地球人とのコミュニケーションに失敗し、結局コミュニケーションのためには地球人の進化を待たないといけない、と言い残して去って行きます。なんかずっとホラー調で、ちょっと頭がおかしい農夫とか、襲ってくる回転草とか蛙とか、変型のゴシックホラーという感じでした。