トワイライト・ゾーンの”On Thursday We Leave for Home”を観ました。ある宗教集団(?)が戦争ばかりの地球を捨て、新しい住処の星を探して地球を離れ、ある星に定住しますが、そこは太陽が2つあって夜が無く、昼は50度以上(といっても最近地球も夏は50度くらいあちこちでありますけど)のある意味地獄のような星でした。しかし一行はそこで何とか30年間生き延びます。一行を指揮しているのは、ウィリアム・ベンティーンという男で、地球を飛び立った時には15歳だったのが45歳になっていました。数ヶ月前に地球から救助に向かっているという連絡が入り、人々はそれだけを希望にしています。そして遂に空飛ぶ円盤型の宇宙船が本当にやって来ます。人々は大喜びですが、一人ベンティーンがいらついています。ベンティーンは救助隊の隊長に一行は全員子供と同じで彼が指導しなければ何も出来ないと言います。また一行に対し、地球に帰っても一緒に住むというのを押しつけようとします。そして挙げ句の果ては、地球には汚れた醜い人の欲望が溢れた星なので、帰るべきではないと言い張ります。しかし隊長が多数決を取ると、全員が地球に帰るのを選びます。ベンティーンは宇宙船を壊そうとしますが、阻止され、結局一人だけがその星に残ることを選びます。何と言うか、旧約聖書のモーセをちょっと思い出しました。古代ユダヤの人々は必ずしもいつもモーセの言うことに従った訳ではなく、何かある度に不平・不満をぶつける様子が旧約聖書には沢山出て来ます。