白井喬二の本で、購入して唯一ほとんど読んでいないのが、「国史挿話全集」です。(全10巻)「畸人編」の最初の方をちょっと読んだだけ。一つ一つの話がそれほど面白くない上に、文語ですから、さすがにこればかりは敬遠していました。これ以外に、昭和42年になって出版された「日本逸話大事典」というのが、やはり白井ともう一人の編で出ています。この2つの本の関係がよく分からなかったのですが、今回「日本逸話大事典」全8巻を古書店で購入しました。それで分かったのが、カテゴリー別になっている「国史挿話全集」を登場する人物のあいうえお順で並べ替えたのが「日本逸話大事典」でした。全部を確認した訳ではありませんが、取り敢えず「井伊家」にまつわる話を3話確認した所、2つの本で収録されている話はまったく同じでした。「日本逸話大事典」の方が現代語訳されているなら、それはそれで価値がありますが、文語のままでした。どっちの本も読み通すのはかなり先になりそうです。
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