小林信彦の「超人探偵」

jpeg000 52小林信彦の「超人探偵」を再読了。「神野推理氏の華麗な冒険」の続篇です。前編でオヨヨ大統領と思われる人物に香港で拉致された名探偵神野推理が、「シャーロック・ホームズの帰還」ばりに、華麗に復活します。前編は1話原稿用紙30枚だったのが今回のは50枚になったとのことで、その分ミステリー部分が本格的になっています。特に「ヨコハマ1958」のトリック破りが秀逸で、1950年代に横浜に住んでいたことがある小林信彦ならではの、土地勘がよく生かされています。
シリーズ全体でオヨヨ大統領とクロスオーバーしていますが、本巻ではさらに唐獅子シリーズともクロスオーバーし、須磨組(須磨組自体は既にオヨヨ大統領シリーズで登場していますが)や、学然和尚、ダーク荒巻などが登場します。

小林信彦の「超人探偵」」への2件のフィードバック

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