金原亭馬生の「笠碁、文違い」

jpeg000 141今日の落語は、金原亭馬生(きんげんていばしょう)の「笠碁、文違い」です。
馬生は、古今亭志ん生の長男で、志ん朝の兄です。志ん生からは稽古をつけてもらったことはないそうですが、血は争えないというか、自然なおかしみとかダイナミックな所作が志ん生に似ているように思います。惜しくも1982年に54歳の若さで亡くなりました。
「笠碁」はこれも囲碁にまつわる碁敵同士のお噺ですが、まくらが、志ん朝が語った「碁どろ」のものとまったく同じ(囲碁を五目並べと間違えてトンチンカンな助言をするのと、隅の石が危ないと言うのが、生き死にではなく単に落っこちそうだからという噺です)でした。元は志ん生のまくらなんでしょうか。
「文違い」は、内藤新宿の女郎のお杉が二人の客をうまくだまして、五十両のお金をせしめるが、そのお金を芳次郎という色男に眼病の薬代としてそっくり渡す。芳次郎がいなくなった後に手紙を読むと、眼病だというのは口実で、お杉からお金をせしめる手段だったことがわかる。一方で、お杉に騙された客の一人も、芳次郎からお杉宛に来た手紙を見て、騙されたことを知り…といった騙し騙されが重層的になったお噺です。

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