「原子力潜水艦シービュー号」の”The indestructible man”を観ました。何か変な話で、あまりいい脚本とは思えません。シービュー号が宇宙船の着陸用カプセルが着水する所にスタンバって、無事着水したカプセルを回収します。シービュー号の船内でドアを開けたら、中には人間ではなくロボットが入っていました。人間が深宇宙に探査に出る前に、ロボットを使ってまずデータを集めようとしていたものです。しかし、このロボットが乗った宇宙船とは途中から連絡が取れなくなっていました。ロボットを設計した博士は、ロボットから観測データを取り出そうとしますが、うまく行きません。その内、ロボットは勝手に動き回り始め、色んなシービュー号の機能にダメージを与え始め、クルーの一部にも怪我をさせたりします。結局人間に近い形で人工頭脳を作っていたものが、ヴァン・アレン帯の放射能でおかしくなって、人間を破壊することのみを目的とするようになったのでは、という推測が立てられます。(ヴァン・アレン帯が発見されたのは1950年代の後半で、この放送があった頃はまだそれがどういう影響を持つのか分かっていませんでした。)ネルソン提督はこのロボットのエネルギー源が太陽電池であることを知り、船内を暗くして懐中電灯でロボットを誘導し、真っ暗な部屋に閉じ込めることで、ロボットを一時停止させることに成功します。しかし、博士が少しでもデータを取らせて欲しいと依頼して、結局博士はロボットを再活性化させてしまいます。ロボットは設計者の博士も容赦なく殺そうとしました。結局ロボットはミサイル室に入り込み、そこで時限機雷を発見してそれをスタートさせてしまいます。時間は60秒しかありません。ネルソン提督は再度光でロボットを脱出ハッチに導き、そこからロボットを海中に放出し、その後機雷が爆発してロボットが破壊された、という話です。どうでもいいですけど、ロボットの姿があまりにも原始的で、SFというよりフランケンシュタインか何かみたいでした。