アニーシュ・チャガンティの「サーチ」(Searching)

昨日は有給休暇を取って「サーチ」(原題:Searching)を観て来ました。Eigoxのある先生のお勧めです。最近の映画には珍しく脚本がしっかりした映画だと思いました。原作はあるのかと思って調べてみましたが、インド系アメリカ人の監督が自分で書いているみたいです。監督がインド系、そして主人公が韓国系アメリカ人、場所がシリコンバレー(サンノゼ)と実にカリフォルニアのエイジャン・テイストが溢れる映画になっています。脚本の良さに加え、すべての画面がパソコンかスマホのアプリ画面上で映され、普通に撮影した動画はまったくないという、実に今日的な映画です。そしてFacebok, Twitter, Tumblerその他の実在のSNS画面が次々に登場し、何か映画を観ているのか、パソコンをいじっているのか分からなくなります。でも、今私が50年前のアーウィン・アレンのテレビドラマを観て笑っているように、後50年経ってこの映画を観たら、ああ、この頃はこんな原始的なことをやっていたんだ、と思うと思います。主人公の父親はシリコンバレーのハイテク企業勤務という設定なんでしょうが、ともかくインターネットを駆使して、娘の失踪の謎に迫って行きます。一部どうやって娘が使っているパスワードを突き止めたのかとか多少の突っ込み個所はありますが、全体的には非常に良く出来た映画でした。

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