「原子力潜水艦シービュー号」の”The traitor”

「原子力潜水艦シービュー号」の”The traitor”を観ました。この話が第1シーズンの最後です。これまた冷戦もので、ネルソン提督の妹が敵のスパイによって誘拐されます。(この妹がネルソン提督の唯一の身内であることが語られます。とするとネルソン提督は独身を通しているということになります。)これによってネルソン提督は「某国」スパイより、アメリカが世界の海底の多くの箇所に設置している核ミサイル発射サイロの正確な場所を教えるよう迫ります。ネルソン提督は仕方なく地図データを渡します。何とこのスパイが実はアメリカの諜報機関の大物で、このスパイ自身がシービュー号が各サイロのミサイルが正常に待機していることを確認する航海に同乗します。目的はネルソンが渡した地図データが正しいものかどうかを確認することです。
というストーリーなのですが、この脚本は割りに良く出来ていて、結局ネルソン提督はアメリカを裏切ったのではなく、アメリカの諜報機関の中にいる裏切り者を発見するためのトラップを仕掛けたということで、誘拐された妹は実はアメリカのエージェントの女性でした、という結末です。
ディスクの裏面にクレーン艦長役のデイヴィッド・ヘディスンのインタビューが付いています。それによると、ヘディスンは「ロスト・ワールド」の台本が馬鹿馬鹿しいと思っていて、この映画を撮っている時は常に憂鬱だったそうです。それでアーウィン・アレンから「シービュー号」に出て欲しいという依頼があった時、最初は断ったそうです。しかし、リチャード・ベースハートがネルソン提督役で出ると聞いて、ベースハートのファンだったヘディスンはクレーン艦長役を承諾したとのことです。

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