今頃気がついたエールの矛盾点。音さんの実家はクリスチャンということになっていました。アキラと華ちゃんの結婚を認める時に、二人に母光子の形見のロザリオ(薬師丸ひろ子演ずる光子はいつの間にか亡くなったことにされていました)に誓わせる、というシーンが出て来ます。ロザリオを使うのはカトリックです。「長崎の鐘」の映画の中で、「カトリックの人はカトリックの人としか結婚しない」というのが出て来ました。これがどこまで正しいのか分りませんが、音と裕一が結婚する際には、どう見ても裕一はカトリック信者ではなく、大きな問題になる筈なのにまったくそういうシーンは出て来ず、また結婚後は、音が食事をする場面で祈りを捧げるシーンも出て来ず、あっさりカトリックの信仰を捨ててしまったように見えます。しかしこのシーンではロザリオに誓わせてるし…日本人の宗教に関する適当さが良く分るエピソードです。