すっかりオーディオづいて来たので、今度はTangband (台湾メーカー) 8cmフルレンジ W3-1231SN(特長はチタンコーン+サントプレーンのエッジとネオジウムマグネットです)を使って、バスレフの完成済みエンクロージャーと組み合わせて、バスレフスピーカーを組み立ててみました。実はこれまで持っていたり、組み立てたスピーカーは、ビクターのウッドコーンスピーカーを除いて全て密閉型かバックロードホーンの両極端で、何故か一番普通なバスレフがありません。なのでちょっとバスレフというものを確かめたいというのが動機。
組み立て時間は2時間半くらいで、ほとんどの時間はシール式の壁紙を切って綺麗に貼り付ける作業に掛かった時間です。(この壁紙を使うやり方は塗装に比べはるかに簡単で、なおかつ見た目も結構いいものが簡単に出来ます。塗装は白木の場合は目止めからやらなければならず、結構大変です。)端子を付けたり吸音材を入れたり、ユニットをネジ止めしてという時間は30分ぐらいです。
それで音ですが、最初は音像に一枚ヴェールがかぶっているような感じです。それなりに軽快な音ですが、バスレフのわざとらしい低音ってやはり私好みではないな、というのも確認出来ました。数時間のエージングで結構音像ははっきりしてきて中々いい感じになりました。特に小型にも関わらず、オーケストラがいい感じで鳴り響きます。また、あまり鋭い感じではなく、ソフトドームに近い聞き疲れしない音です。バスレフの低音の癖は、Fostexのサブウーファーと併用することでまったく気にならなくなりました。
お値段は全部で34,000円弱くらいです。完成した後で、ガスケットを追加で買って取り付けました。密閉型ではないので、ユニットとエンクロージャーの間に多少隙間があっても大きな問題にはなりませんが、ガスケットがあった方が全体の剛性感が増します。