スター・トレックの第2シーズンの”Journey To Babel”を観ました。ある星の資源を巡っての戦争回避のために連邦の各星系の大使を集めた会議が惑星バベルで行なわれることになり、各星系の大使達100人をエンタープライズ号が運びます。その中にはバルカンから派遣された大使もいて、それは何とスポックの両親でした。スポックは父親が大学で研究生活をと望んだのに対し、スターシップの任務に着いたため、あまり仲が良くないようです。そんな中、ある星系からの大使が殺され、その殺し方はバルカン人だけが出来ることから、スポックの父親に疑いがかかります。その取り調べの際にスポックの父親は一種の心不全を起こして倒れます。治療のためには手術が必要で、Tマイナスという特殊な血が必要です。エンタープライズ号の中でそれを供給できるのはスポックだけでした。スポックは最初は輸血の提供を快諾していましたが、エンタープライズ号が謎のエイリアンの宇宙船に追跡されている最中に、カークがある星系の大使の付き人に襲われ、肺を刺されて動けなくなります。一度は輸血をOKしたスポックでしたが、カークが倒れ、なおかつ正体不明の宇宙船に追跡されている状況では自分が指揮を執る必要があるということで輸血を断ります。おそらく地球人のスポックの母親は何とか息子の心を動かそうとしますが失敗します。そうこうしている内にカークが意識を取り戻し、怪我した状態ながらエンタープライズ号の指揮を執り、スポックに輸血するように言います。エンタープライズ号はその後謎の宇宙船からの攻撃を受けますが、相手のスピードがエンタープライズ号を上回っていて、フェイザーも光子魚雷も外れます。そこでカークはエンタープライズ号の船内の電気を切り、死んだふりをします。エンタープライズ号が動けなくなったと思って近づいて来たエイリアンの宇宙船を今度こそフェイザーが捕らえ破壊に成功します。スポックのロジックと感情のせめぎ合いが見られた面白いエピソードでした。