小泉進次郎とマックス・ヴェーバー

何かの過去の選挙の開票特番で池上彰(マックス・ヴェーバーのファン)が小泉進次郎に対して、「マックス・ヴェーバーの『職業としての政治』は読まれましたか?」と聞いたのに対して、その答えが「ええ、でも中身には共感しますが、タイトルがいただけない。政治は職業ではありません。」といった答えをしています。(ここ参照。)
(1)おそらく小泉進次郎は「職業としての政治」も「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」のどちらもきちんと読んでいないと思います。読んでいれば「政治家は職業ではない」などというトンチンカンな答えをする筈がない。マックス・ヴェーバーにおけるBerufの意味を全く理解していません。
(2)この答えは小泉進次郎自身に対しても不利に働くもので、この時池上彰が「職業じゃないとしたら世襲の地位なんですか?」と聞いたら、進次郎は一体どう答えたんでしょう。

ちなみに小泉進次郎はアメリカに留学し、政治学修士。(コロンビア大学で「「TOEFLのスコアが600点に達するまで大学内の語学講座で英語の授業を受ける」という条件の、ほとんど裏口入学。通常留学に要求される英語力はTOEICであれば最低でも950点ぐらい、IELTSで6.5以上。)
さらに、政治家としては4代目のこれ以上ない世襲政治家。(ちなみに曽祖父の小泉又次郎は入れ墨をしていたヤクザ代議士でした。)

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