トワイライト・ゾーンの”Dust”を観ました。ある西部の町で、一人の男が絞首刑にされそうになっていました。彼は酔っ払って馬を乗り回し、子供を殺してしまっていました。ルイスという行商人が、一方で保安官に絞首刑用のロープを売りつけていながら、もう一方で絞首刑にされる若者の年老いた父親には、単なるそこら辺の砂を「魔法のダスト」で、これをふりまけば人々の心に愛が芽生え、若者は許されると言って老人を騙し、大金を巻き上げます。いよいよ処刑の時、父親は「魔法のダスト」を撒いて、人々に慈悲の心を呼びかけます。しかし効果は無く、死刑が執行されます。そこに奇跡が起き、ロープが途中で切れて若者は無事でした。殺された子供の両親は、「犠牲者は一人でいい」と言い、再度の死刑執行を求めず、若者は家に帰ることを許されます。ルイスは切れたロープを確かめ、どこにも問題が無いことを確かめます。しかし彼はそこにやって来た貧しい子供達に折角巻き上げた金貨を上げてしまいます。そしてあの「魔法のダスト」が本物になったのではないか、と訝るという話です。
脚本はホストのロッド・サーリングですが、ちょっとあまりにもありがちな話で、もう少し捻りが欲しかったです。