ウルトラQの「五郎とゴロー」

ウルトラQの「五郎とゴロー」を観ました。まず、石坂浩二によるオープニングのナレーションが「そうです。ここはすべてのバランスが崩れた恐るべき世界なのです。これから30分、あなたの眼はあなたの体を離れて、この不思議な時間の中にはいっていくのです……」で、まさしく前半がトワイライト・ゾーンで後半がアウター・リミッツで笑えました。
お話は、両親を幼い頃に亡くし猿と一緒に育った五郎と、日本軍が残したアオバクルミを食べて巨大化した猿のゴローの話。ゴローはニホンザルが巨大化した筈なのに何故か見た目はゴリラで、おそらくキングコングの着ぐるみの転用だと思います。全体にストーリーは今一つです。最後も純真な五郎青年を騙してゴローに睡眠薬入りミルクを飲ませる(昔日本兵がいて、その兵隊が持っていたアオバグルミを食べてやはり巨大化した猿がいるイーリャン島に連れて行くため)というラストも、何だかいい感じはしません。

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