ウルトラQの「地底特急西へ」を観ました。これに出てくる人工生命体M1号が、相撲の朝潮関に似ていると、その昔「東京大人倶楽部」という月刊アスキーの編集長をやった遠藤諭(エンドウユイチ)氏とか中森明夫が作っていた雑誌のウルトラQ特集に出ていました。まあ確かに目元は似ていますが、唇はいくらなんでもこんなに拡がっていません。
この話はウルトラQの中でももっともシュールなもので、時速450Kmのイナヅマ号の試運転にたまたま人工生命体のM1号が持ち込まれ、車内で大きくなって運転席を占拠し無茶苦茶いじったので、イナヅマ号が暴走して、最後は強制停止装置でも止まらず宇宙に飛び出して、衛星軌道を漂うM1号が「私はカモメ」と言うという最後です。(これも説明しないと若い人は分らないと思いますが、「私はカモメ」ロシア語でЯ — Чайка{ヤー・チャイカ}はソ連の初の女性宇宙飛行士テレシコワが衛星軌道を周回中に語ったセリフです。)ちなみに上海で実運転しているリニアモーターカーが時速430Km、JRのリニアモーターカーが時速500Kmですから、ようやく時代がドラマに追いついたということです。イナヅマ号はリニアではなく、ジェット噴射で走っています。