ウルトラマンAの「超獣10万匹! 奇襲計画」を観ました。おでぶの今野隊員と女性カメラマンが絡む、肩の凝らないお話でした。但しヤプール人の今回の作戦(?)は効果的で、写真の中に超獣を潜ませて、その写真が焼き増しや印刷されることで超獣も増殖していく、という作戦です。もっとも女性カメラマンが撮影に来たのは偶然で、元々はTACのカメラの写真の中に超獣を潜ませてTACの基地を破壊するのが目的だったようです。その超獣のガマスが何というか忍者超獣で、バルタン星人みたいに姿を消したり、吹き矢やマキビシを使ったりと、その当時の忍者ブームに便乗しています。最後はAが姿を消したガマスの位置を何故か察知し、相手の武器の剣で刺した後、光線技で止めを刺します。しかし当時だから写真で現像が必要ですが、今みたいにデジタルだったら、あっという間に億単位に増殖することになりますね。ところでカメラマンの女性が家でカラー写真を現像していますが、カラーの現像はシビアな温度管理が必要で、当時プロでも自分で現像する人は少なかったと思います。特に雑誌に載せるのなら本当はリバーサルフィルムの筈で(この話ではネガフィルムでしたが)、それはラボに出すしかないと思います。