マリス・ヤンソンス指揮ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団のマーラーの交響曲7番「夜の歌」を聴きました。ヤンソンスの7番は実に3回目で、最初がオスロ・フィル、次がバイエルン放送楽団で、今回がコンセルトヘボウです。全部持っています。私はマーラーの交響曲の中ではこの7番が一番好きで30種類くらい持っています。普通交響曲というと、ベートーヴェンの5番が典型ですが、「ジャジャジャジャーン」のように格好良く始まるのが多いのですが、この曲は実に静かに物憂げに、まさに夜の雰囲気で始まるのがいいんです。また途中で私の好きなギターやマンドリンが出てくるのもいい感じです。最終楽章は一転して狂乱の大騒ぎになりますが、私はこれを「百鬼夜行」と名付けています。ヤンソンスも3回も録音しているということは、彼も7番が好きなんだと思います。今回の3回目が一番素晴らしく、手持ちの7番のすべての演奏の中でもかなり上位に来る出来だと思います。