ウィルスの伝播性と重症化率

久々にCOVID-19ネタ。
確かウィルスの伝播性と重症化の割合は反比例するというのが定説だった筈が、最近はCOVID-19の変異型が伝播性が高く、しかも重症化しやすい、というこの定説に矛盾する報道が最近目立ちます。
これ本当に定説が間違っていたのでしょうか?
このパンデミックの初期の頃、このウィルスの致死率が非常に誇張されて報道されていました。インフルエンザの10倍とかそういう報道です。しかしそれはほとんどが初期の限られたn数について言っているだけで、結局感染者が増えていくと致死率がどんどん低くなっていくということを既に経験しています。
おそらく変異型も同じことで、伝播性が強ければ感染者が増え、その結果単純に数だけは重症者も増え、それが目立つために「伝播性も強い上に重症化率も高い」という単なる推測での報道が成されているだけだと思います。現時点で変異型ウィルスの致死率についての科学的に信用出来るデータはまだほとんど無いと思います。印象報道に振り回されないようにすべきだと思います。

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