NHK杯戦囲碁 張豊猷8段 対 石田篤司9段


本日のNHK杯戦の囲碁は、高校野球(神奈川決勝)のため、15:30から。黒番が張豊猷8段、白番が石田篤司9段の対局です。石田9段は実に10年ぶりのNHK杯戦出場とのことです。序盤で右下隅で、白のダイレクト三々に黒が2目の頭をはねて、白が受けた後、すぐ斬り込んでいったのが、張8段の新手でした。結局黒が白1子をシチョウに抱えました。白は左上隅でシチョウアタリを打ち、黒が右下隅でAI風に1子を抜かずにふわってかぶせ、白が左上隅を連打する別れになりました。白はその後左辺で黒3子を取りました。その後の折衝で局面が動いたのは、黒が左下隅の白の三々にかかって下辺を拡げて来ましたが、白が受けて黒がさらに押した時に、白は手を抜いて下辺にすべりました。黒はそうすると左辺に割って入ることになり、その結果取られていた黒3子の動き出しが生じました。結果的に地合は白が良く、黒としては左辺で取られていた3子を動き出したことにより中央に浮いた白と、右辺の白の間を裂いて、カラミ攻めにし、どれだけ得を得ることが出来るか、という展開になりました。右辺の白は黒から打ってもギリギリで活きていましたので、黒は右辺の白に利かせてから、左辺の白の急所に置いて眼を取りました。結局、この白が活きるか死ぬかの勝負になりましたが、黒が打ったギリギリの手が奏功し、最終的に白はどうしても二眼が作れず、大石が死に白の投了となりました。張豊猷8段らしい、攻めの鋭さが光った一戦でした。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.