クリストファー・ノーランのテネット

テネットを観て来ました。評判通りのワケワカ映画でした。これを予備知識0で一度だけ観て分かったと言う人がいたら間違いなくそれは嘘つきでしょう。結末も作戦が成功しているとは思えないのに取り敢えず結果オーライになっていますし、その人間が死んだら世界が終るという男性が妻に殺されても何も起きず、何故これで良かったのかが理解出来ませんでした。時間が逆行するのを映像で見せるのは面白いですが(といっても逆回しにするだけのことですが)、「挟撃作戦」と称して順行時間と逆行時間の映像が順不同で混ぜられると頭がグラグラして来ます。ちょっとググったらこの映画の解説をしているページが多数見つかりますが、そういうの読まないとストーリーが理解出来ないというのは映画としては失敗だと思いますし、ちゃんとした原作があるのならそれを読めば補完されると思いますが、ストリーは監督自身によるもののようです。まあ映像を楽しむ映画だと思います。それから現代人のせいで未来人の世界での地球がほとんど危機的状況になっているという設定はいかにも今風でした。

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