「ローマ土地制度史-公法と私法における意味について」の日本語訳の62回目を公開

「ローマ土地制度史―公法と私法における意味について」の日本語訳の第62回目を公開しました。ここではいわゆる占有地(本来は公有地であるものを、貴族が奴隷を使って農場を経営した土地)についての法的な取扱いが論じられます。この占有地は元々ローマた敵地を占領した公有地でありながら、その後実質的に私有地化していて、いわゆるラティフンディウムという大土地所有制を生み出しています。グラックス兄弟がこれに上限を設けるなど制限しようとしましたが、結局元老院派の反対で二人とも殺害されたのはご承知の通りです。

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