ウルトラセブンの「円盤が来た」を観ました。これも実相寺昭雄監督の作品で、かなり異色です。主人公としては自動車工場で働くドジなフクシンという若者で、毎晩星を見るのが趣味で、ある晩、編隊を組んだ円盤を発見し、ウルトラ警備隊に通報しますが、警備隊の観測網や天文台では確認されなかったため、見間違いで処理されます。しかし実はペロリンガ星人が、偽装工作を行って星に化けた円盤を地球の回りに集結させて地球征服を狙っていました。結局アンヌがフクシンが撮影した写真を見て、星にしては数が多すぎることから偽装を突き止め、ホーク1号が宇宙に行き、とそこから後は画面は幻想的で綺麗ですが、特撮番組のクライマックスとしてはどうかと思うくらい、早回しのコマ落ちショットで、セブンがペロリンガ星人とその円盤を倒すシーンが駆け足で流されます。最後はフクシン青年が朝自転車で出勤するところで、工場のサイレンが鳴るんですが、実相寺監督はこれを空襲警報のサイレンみたいなつもりで最後に使ったんじゃないかと思います。