古今亭志ん朝の「火事息子、厩火事」

jpeg000 100今日の落語は志ん朝の「火事息子、厩火事」でどちらも江戸の華、火事にまつわる噺です。
「火事息子」は、勘当されて家を飛び出て定火消になっていた若旦那が、実家の火事に駆けつけて両親と再開を果たす噺です。息子は勘当されていても、駆けつけずにはいられない、両親の方は勘当したといっても、駆けつけてくれた息子のことが嬉しい、という人情の機微を描いた噺を志ん朝はうまく聴かせます。
「厩火事」はいわゆる髪結いの亭主で、働かずに酒ばかり吞んでいる亭主の、愛情を試そうとする噺です。一見女房を愛しているかに見えた亭主のちゃっかりぶりが笑える噺です。

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