柳家小さんの「将棋の殿様、お神酒徳利」

jpeg000 200今日の落語、五代目柳家小さんの「将棋の殿様、お神酒徳利」。
落語で、碁が出てくる噺は、「笠碁」「碁泥」「柳田格之進」とあります。しかし、将棋が出てくる噺は、一般的に演じられるのはこの「将棋の殿様」ぐらいみたいです。お噺は、ある時殿様が家来と将棋をやりだしたのはいいですが、駒は勝手に取ってはダメ、飛車が成り込んだらダメ、その一方で自分の飛車は金銀を飛び越えて成ってしまう。それで家来に勝っただけならいいが、負けた者を鉄扇で頭を打つということまでやりだす。ある日病で休んでいたご意見番の老侍が復帰し、殿様と将棋を指すけど、殿様の勝手なルールを軍学を持ち出してことごとく拒否、見事殿様に勝ち、鉄扇で殿様を殴る。これに懲りて殿様が将棋を止めるという噺です。
「お神酒徳利」は、ある野菜売りが、ある家で野菜を断られたのの腹いせにお神酒徳利を水瓶に沈めて隠し、その後易者のふりをしてそれを見事当ててみせたため、名人易者と思われてかえって苦労する噺です。

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