トワイライト・ゾーンの”Nightmare as a Child”を観ました。ヘレン・フォーリーは小学校の先生をしていますが、ある日家に戻るとドアの前に不思議な女の子が座っているのを発見します。家の中に招き入れて話を聞くと、何故かその女の子はフォーリーのことを何でも知っていて、左腕に火傷の跡があることまで知っています。名前を聞くと、皆がマーキーと呼んでいる、と言います。その時誰かが訪ねてきて、マーキーは出ていきます。代わりに入って来たのは、フォーリーが先ほど交差点の信号待ちの車の運転席にいるのを見かけて、懐かしい顔だけど誰だか思い出せない、と思っていたその男でした。その男によると、17、8年前にフォーリーの母と一緒に仕事をしていて、懐かしかったので寄った、と言います。男はマーキーの名前をフォーリーから聞いて、それはフォーリーの子供の頃のあだ名だと言います。男は子供の頃のフォーリーの写真を取り出しますが、それは先ほどの女の子そのものでした。男が出ていった後、再びマーキーが入って来て、フォーリーにまだ思い出さないのか、と迫ります。実は17年前にフォリーの母親は家の中でどこかの男と口論になった末殺され、それを目撃していたフォーリーは一種のPTSDでその時の記憶を失っていました。マーキーが私は10歳の頃のあなた、フォーリーのお母さんが殺された時のフォーリー自身だと言います。そうしてようやく殺人のあった晩の記憶を取り戻したフォーリーは、マーキーが消え、そこに先ほどの男が立っているのを発見します。男はフォーリーが記憶を失ったおかげで犯人とばれずに済みましたが、フィーリーの記憶がいつか戻らないか、ずっと監視していたのでした。フォーリーの記憶が戻ったのを知った男はフォーリーを殺そうとしますが、階段でもみあっている内に男は階段から墜落し死んでしまいます。精神科医の鑑定で、フォーリーの話は本当だと認められ、ようやく忌まわしい過去から解放されます。その時、マーキーはもういなくなっていました。
というストーリーです。男が出てきた時に、こいつが母親を殺したんだろうな、ということはすぐ想像が付きました。何かどこかで似たような話を読んだ気がしますが、それはトワイライト・ゾーンの真似だったのかもしれません。