オオソリハシシギ

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シギチの仲間で渡り鳥のオオソリハシシギです。名前の通り、大きく反ったクチバシを持っていて、先端部は黒っぽくなっています。3枚目の写真は夏羽(繁殖羽)です。干潟で貝やゴカイ類、昆虫などを食します。

鳥山石燕の百鬼夜行絵図

nurarihyon2私は故水木しげるさんの大ファンで、京極夏彦さんには負けますが、かなりの作品を読んでいます。
「ゲゲゲの鬼太郎」で意外と知られていないのは、あれに出てくる妖怪のデザインの大半は水木さんのオリジナルではないということです。特に敵方の妖怪は、江戸時代の絵師鳥山石燕の「百鬼夜行絵図」をベースにした模写が多くなっています。
論より証拠、画像は鳥山石燕の描く「ぬらりひょん」です。
「ゲゲゲの鬼太郎」では、鳥山石燕の妖怪が敵、柳田国男が著作で取り上げている妖怪が味方(子泣きじじい、砂かけばばあなど)という設定になっているそうです。

これを書いているのは別に水木さんを非難しているのではありません。水木さんや、カムイ伝の白土三平、子連れ狼の小島剛夕といった漫画家は、江戸時代の絵師の伝統を継承しているんだということです。

画像、もう1枚は、「海座頭」です。これもほぼそのまま「ゲゲゲの鬼太郎」に出てきました。
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メジロ

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ケンコー製のミラーレンズ500mm F6.3 DXで撮影したメジロです。このレンズは、韓国のSamyang製だということですが、良く写るレンズです。PENTAX製ボディとの組み合わせだと、ボディ内手ぶれ補正を生かして手持ち撮影ができます。逆光に弱いですが、専用のフード(金属製でなかなか立派なもの)が売られていますので、それを使いましょう。

シロチドリ

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チドリの仲間で、もう一種、シロチドリです。眼の間が白い毛で覆われています。夏に日本で繁殖する夏鳥です。ゴカイや昆虫を食べ、千鳥足歩きをします。三重県の県鳥です。

コチドリ

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シギ・チドリの仲間のコチドリです。よく似たのにメダイチドリというのがいますが、いつもこのコチドリとメダイチドリって名前が逆じゃないかと思います。眼の周りの黄色いリングが特長で、眼が大きく見えます。夏期に日本で繁殖する夏鳥です。水辺で昆虫や節足動物を食べます。俗に言う「千鳥歩き」というジグザグ歩きをします。

年を経た鰐の話

toshiwotottawani01フランスで、サン=テグジュペリと同時代の人でショヴォーという人がいます。教訓があるのだかないのだかわからないようなとぼけた寓話をたくさん書いています。
日本でこの人が知られているのは、主に故山本夏彦氏が世に出たのが、このショヴォーの「年を経た鰐の話」の翻訳を昭和16年に出版したからでしょう。この山本夏彦氏訳は、昭和21年に桜井書店から復刊されますが、以後長く絶版のままでした。山本夏彦氏は生前はこの桜井書店主に義理立てして、再復刊を認めませんでした。山本夏彦氏の没後、ショヴォー自身の著作権も切れたこともあって、山本夏彦氏訳は現在復刊されています。(amazon
それどころか、他の翻訳も出ています。この写真はそちらの他の翻訳の方です。(絵はショヴォー自身によるものです。)
ストーリーはネタばれになるので書きませんが、何ともゆるーいとぼけた話です。昔から、この鰐は知識人の象徴だとか、スエズ運河を占領した大英帝国だ、などと深読みがされているようです。おそらく作者はそういう意図はなかったと思いますが。たまにはこんなゆるゆるの世界にひたるのもいいかもしれません。

ヘルシンキ大聖堂

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2008年4月にフィンランドのヘルシンキを訪れた時に撮影したもので、ヘルシンキ最大のランドマークである、ヘルシンキ大聖堂です。フィンランドのキリスト教はルター派のプロテスタントで、この教会もそうです。ネオ・クラシック様式です。

フランクの弦楽四重奏曲

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私は昔からフランキスト(セザール・フランクのファン)です。
今はフランキストという言葉が死語になるほど人気がなくなっていて、CDの点数もかなり減っているように思います。
そんなフランクの中でも一番好きで、最高傑作だと思うのが、弦楽四重奏曲ニ長調です。

愛聴盤は、フランスのパレナン弦楽四重奏団のものです。これ以外には、長らくレーヴェングートSQとかプラハSQとか、2,3枚くらいしか出ていませんでしたが、昔聴いた限りではパレナン弦楽四重奏団のものに比べればかなり劣りました。
レコ芸の2009年8月号で「蘇れ!名盤~求む「復刻」「再発」「再評価」」という特集があり、その中で、このパレナン弦楽四重奏団のCDを挙げている人がいて、我が意を得たり、でした。

このパレナン弦楽四重奏団のCD、長らく廃盤だったのですが、2014年11月に再発されて入手することができます。この曲を一度聴いてみたいという方には是非お勧めします。

その他、この曲は好きなので、他にも3枚ほどCDを所有しています。

1枚は、リトアニアのヴィリニュス弦楽四重奏団のもの
もう1枚は、シュピーゲル弦楽四重奏団のものです。
最後は、ファイン・アーツ弦楽四重奏団のものです。

この中からどれか1枚、というならヴィリニュス弦楽四重奏団のをお勧めします。