「原子力潜水艦シービュー号」の”The saboteur”を観ました。今回も冷戦ものですが、今回は「某国」がPeople’s republic…ということで中国です。冒頭でクレーン艦長が頭部に電極を付けられて、電流を流されて拷問されながら洗脳されています。結局クレーンは洗脳に負けて、シービュー号が行おうとしている新型ICBMの発射実験を妨害し、ネルソン提督を殺す命令を受けそれを承諾します。アメリカがこのICBMの実験を急いでいたのは、ある国際会議にアメリカ大統領が出席し、そこでこの兵器の完成をアピールして、敵国を牽制する、という冷戦時代ならではの身も蓋もない理由です。
クレーン艦長は、シービュー号の出発ギリギリで乗船しますが、結局深海からのICBMの発射でわざと操艦を狂わして発射を妨害したり、また櫛に仕込んだ磁気発生器でICBMを爆発しないようにしたり、挙げ句の果てにはネルソン提督を撃とうとし、その前にアメリカの諜報機関員に撃たれます。艦内にはリーの行動を監視するためのもう一人の洗脳を受けた者がおり、クレーン艦長が失敗したことが分かると、今度はシービュー号の前部の観測窓を爆薬で破壊してシービュー号を沈めようとします。アメリカの諜報機関員がその男を撃ちましたが、一足遅く爆薬は爆発し、観測窓は破壊され海水が浸入します。しかしその前にネルソン提督が急速浮上を命じていたため、間一髪でセーフ、という話でした。
しかしその後がよくわからないというか、洗脳が解けたクレーン艦長は、罪に問われることもなくあっさり元の艦長職に戻っています。