トワイライト・ゾーンの”Deaths-Head Revisited”を観ました。ドイツのバイエルン地方のある町に、一人の紳士がやって来て宿を取ろうとします。そこの受け付けの婦人はその紳士の顔に見覚えがありましたが、紳士はシュミットと名乗ります。その土地の名前はダッハウで、第2次世界大戦中に強制収容所があった場所です。男の本名はギュンター・ルッツでSSの隊長でダッハウ収容所の所長でした。戦争後名前を変えて南米に亡命していたのを、故郷なつかしさに、帰国したものです。ルッツは収容所跡地を訪れ、かつて自分がやった残虐行為を思い出しては笑みをうかべます。そんな彼の前に、アルフレッド・ベッカーというユダヤ人が当時のままの囚人服で現れます。ルッツはベッカーを、連合軍が解放に来る直前に殺しており、また収容所に火をかけていました。ルッツの前にはベッカー以外の当時の収容者が多数現れ、ベッカーは裁判にかけられ、人道に対する犯罪の容疑で告発されます。ベッカーは目を覚まし、それが悪夢だっとと思いますが、しかしまたもベッカーが現れ、ルッツにマシンガンで撃たれた痛み、首を吊り下げされた苦しみ他を経験させます。その後ルッツは死体で発見されます。
ダッハウの収容所跡地は、現在は記念館になっており、私は2004年9月に行っています。なのであまり後味の良い話ではありません。このエピソードはドイツでは放送されなかったとのことです。まあそうでしょうね。