「原子力潜水艦シービュー号」の”The Phantom Strikes”を観ました。このシリーズでは比較的珍しいオカルト物で、幽霊船や「さまよえるオランダ人」の伝説をふまえています。シービュー号がある海で、謎の潜水艦に遭遇します。それは第一次大戦中に撃沈したドイツのUボードの残骸でした。しかしシービュー号が近づくと、何故かシービュー号のエンジンは突然停止し、逆に残骸の筈のUボートが動き始めます。しかしUボートはシービュー号に接近すると、突然消えてしまいます。その場を去り浮上したシービュー号は海上に彷徨う人間を見つけ収容します。その男は潜水艦エーデルワイス号のクルーガー艦長だと名乗ります。しかし近くにそんな潜水艦がいた記録はありません。クルーガー艦長は艦内で不思議な動きを見せ、シービュー号のクルーを翻弄します。そしてネルソン提督の部屋に出現したクルーガー艦長は、自分が亡霊であり、若くて有能なクレーン艦長の肉体に乗り移りたいので、クレーン艦長を殺してくれるようにネルソンに頼みます。もしそれが聞き入れられなかったら、シービュー号のクルー全員を殺すと言います。クレーン艦長はシービュー号のコースが夜中に勝手に変えられているのを発見し、それをクルーガー艦長のやったこととし、クルーガー艦長を牢に入れ、なおかつフライングサブでハワイに送ろうとします。しかしフライングサブは突然発火して使えなくなります。クルーガー艦長は牢を抜け出し、艦内を逃げますが、結局倉庫に隠れた所を撃たれ、死亡します。クレーン艦長らは水葬でクルーガー艦長の遺体を海に流します。しかし、また謎のUボートの残骸が海上に現れ、それにはクルーガー艦長が乗っていました。そのUボートは海上を走りシービュー号との衝突コースを進んで来ます。クレーン艦長は霧の中赤外線サーチライトでUボートの位置を特定し、金属探知型魚雷でUボートを撃沈します。その後シービュー号の中にクルーガー艦長の亡霊が再び現れますが、クレーン艦長にどうやってUボートを撃沈したのか聞き、ようやく自分の潜水艦技術が時代遅れになったことを理解し、どこかに消えていきます。