白井喬二の「続坊ちゃん羅五郎」を読了。前巻に続き、羅五郎の逃亡の旅は続きます。ふとしたことから寺子屋の教員の代用を勤めることになったり、山人の人買いをそれとは知らず手伝うことになったり、また中国で騙されて母親を売られてしまった少年の敵討ちを手伝ったりと、この巻でも羅五郎の胸がすくような活躍が続きます。話がどんどん発散して、どのように収束させるつもりなのかはらはらしていましたが、さすが白井喬二で最後は見事にまとめて、それまでの伏線もきれいに処理してしまいます。最後に羅五郎が父親に名代の仕事を何とかやり遂げました、と報告するのがいいですね。
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